七つの会議
七つの会議
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「働くことの意味」を考えさせられる1冊でした。
舞台は中堅メーカー。出世頭の営業課長がパワハラで更迭されるところから物語は始まる。
章ごとに、それぞれの人物の背景が丁寧に描かれ、それぞれの立場から働くことの意味を考えさせられます。
人の役に立つこと、誠実に仕事をすることが本当の働く意味であり、決して会社の目先の利益をもたらすことが第一優先ではない。
顧客を裏切り、社員を追いつめ、一部の人間だけが得をするようなやり方がまかり通る企業はいつか壊れる。
「客を大事にせん商売は滅びる」
顧客が満足し、働く人が自分の仕事に対して誇りを持てるwin-winの関係がベスト。
会社というフィールドで社会に貢献できる一員でいることを忘れずに、これからも働いていきたい。